第35回公判 指定弁護士の論告と求刑
12月26日の第35回公判で、指定弁護士が論告を行い、東京電力勝俣恒久元会長、武黒一郎元副社長、武藤栄元副社長に、禁固5年の求刑を行いました。
指定弁護士は、同種事件の例として、45名死亡22名負傷の川治プリンスホテル事件が禁固2年6月の実刑、32名死亡24名負傷のホテル・ニュージャパン事件が禁固3年の実刑だったことを挙げつつ、この東電刑事訴訟では被告人らに有利に斟酌する事情は何ひとつないとして、業務上過失致死傷罪の禁固刑としては法定刑の上限となる5年を求めました。
27日の第36回公判では、被害者参加人の意見陳述として、海渡弁護士ら代理人からの意見陳述を行います。こちらもぜひご注目ください!