福島原発刑事訴訟支援団とは?

東京電力福島第一原子力発電所の事故により被害を受けた住民らが「福島原発告訴団」を結成し、2012年に東電役員らを刑事告訴。検察庁は2度にわたり全員を不起訴としますが、市民による検察審査会が「強制起訴」を決める議決を発表。ついに事故を起こした者の責任を問う刑事裁判が開かれることが決定しました。

この裁判は事故の真実を明らかにし、再び同じような悲劇を繰り返さないために、真の被害者救済に繋げるために、とても重要な裁判となります。

公正な裁判を支え、その行方を見つめ広く発信するために「福島原発刑事訴訟支援団」を発足します。どなたでも会員となれます。多くのみなさんに参加して頂けますよう呼びかけます。

設立の目的

津波対策を怠るなどして福島第一原発事故を発生させ多くの死傷者を出し起訴されることとなった3名の刑事裁判について、公正な裁判が行われ、真実が明らかになり、問われるべき罪がきちんと追及されるよう働きかけることを目的とする。

活動

裁判の傍聴と記録を行い、その内容について社会に広く発信する。証拠の収集・分析を行う。

構成

  • 団長 佐藤和良
  • 副団長 武藤類子
  • 事務局長 地脇美和

呼びかけ人(12名)

石丸小四郎(福島原発告訴団副団長)、海渡雄一(弁護士)、鎌田慧(ルポライター)、河合弘之(弁護士)、神田香織(講談師)、佐藤和良(福島原発刑事訴訟支援団団長)、添田孝史(サイエンスライター)、広瀬隆(作家)、満田夏花(国際環境NGO FoE Japan理事)、水戸喜世子(大飯・高浜原発仮処分福井支援の会副代表)、武藤類子(福島原発告訴団団長)、保田行雄(弁護士)

賛同人

アイリーン・美緒子・スミス(NGOグリーン・アクション代表)、明石昇二郎(ルポライター)、秋山豊寛(ジャーナリスト)、安積遊歩(人権活動家)、雨宮処凛(作家)、石田紀郎(市民環境研究所代表理事)、今中哲二(京都大学原子炉実験所助教)、落合恵子(作家)、鎌仲ひとみ(映画監督)、小森陽一(国文学者)、後藤政志(元東芝原子炉格納容器設計者)、崎山比早子(元国会事故調委員)、島田恵(映画監督)、高木久仁子(高木基金事務局長)、高橋哲哉(哲学者)、田中三彦(サイエンスライター)、中嶌哲演(明通寺住職)、中村隆市(ウインドファーム代表)、ノーマ・フィールド(シカゴ大学名誉教授)、花崎皋平(哲学者)、藤崎光子(JR福知山線脱線事故遺族)、湯浅一郎(NGO法人ピースデポ副代表)、横湯園子(教育学者)、渡辺一枝(作家)
(2016.1.30現在)

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