武藤元副社長の証言、弱点くっきり(東電株主代表訴訟 添田孝史傍聴記)

東京電力福島第一原発事故を検証するニュースサイト – level7 ( https://level7online.jp/?p=4546 )より

武藤元副社長の証言、弱点くっきり

東電株主代表訴訟 添田孝史

この記事では、前回の記事に引き続き東電株主代表訴訟(東京地裁)の4回目の証人尋問(2021年7月6日)の様子を紹介する。前回は武藤栄・東電元副社長への裁判長らによる怒涛の補充尋問について触れたが、今回はその口火を切った原告側からの反対尋問について、いくつかのテーマについて見ていく。

武藤氏は「津波については2008年6月の会議で初めて聞いた。推本《地震調査研究推進本部》の予測の根拠がわからないので、土木学会に検討してもらうことにした」と証言している。しかし部下が残したメールや議事録と矛盾する内容が多いことや、土木学会と推本の予測の扱いに不合理な違いがあることを、原告側の海渡雄一弁護士と甫守一樹弁護士があぶり出していった。

(続きは下記から)
武藤元副社長の証言、弱点くっきり – level7 (level7online.jp)

添田孝史(そえだ たかし)
添田孝史(そえだ たかし)
サイエンスライター、元国会事故調協力調査員

ともに岩波新書