新作短編映画『東電刑事裁判 不当判決』を無料公開!
東電刑事裁判は9月19日、東京地裁により「全員無罪」の判決が下されました。この判決内容のあまりにひどい内容に、これを許してはならないと海渡雄一弁護士がハイスピードで脚本を書き、この映画が制作されました。前作の『東電刑事裁判 動かぬ証拠と原発事故』は、現在3万3千回以上視聴されています。第2弾のこの映画についてもYouTubeで無料公開しております。みなさま、広く拡散をお願いいたします。
全員無罪という結果ももちろんですが、その判決の内容も驚くほどひどいものです。裁判官らは公判で証言された被害の実相についてはほとんど触れず、専門家が国の機関として公表した知見を「信頼性はない」と切り捨て、当時の社会通念は「何よりも安全性確保を最優先し、事故発生の可能性がゼロないし限りなくゼロに近く」することを「前提としてはいなかった」と判じたのです。検察官役の指定弁護士は、「判決をこのまま確定させることは、著しく正義に反します」と述べ、控訴を決めました。
世界中を震撼させた福島第一原発事故は終わっていません。福島県民をはじめ、被害者の憤りと悔しさ、苦しみ、生活、健康問題の困難は、今も続いています。この事実を多くの人に知らせ、現状を変えていかなければなりません。東京高裁での控訴審では、責任を負うべきものがきちんと責任を取る、そのような判決が下されることを望みます。
監督は河合弘之弁護士、企画・監修は海渡雄一弁護士、福島原発刑事訴訟支援団です。
映画で使用している証拠映像などについては東電株主代表訴訟の協力を頂きました。
自由にどんどん上映、拡散してください!(上映権料もありません)
映画は当ホームページやYoutubeでご覧いただけます。
*YouTube https://www.youtube.com/watch?v=VY-iMQsxkNU
*福島原発刑事訴訟支援団ホームページ
*DVDをご希望の方は、500円(送料込み)でお送りします。【振込用紙を同封します】
*問い合わせ先:支援団 080-5739-7279 info@shien-dan.org