海渡弁護士著の新刊本発売のお知らせ

海渡雄一弁護士の福島原発刑事訴訟についての新刊が発売します!

『東電刑事裁判 福島原発事故の責任を誰がとるのか』

内容紹介

東電元経営陣3人の刑事責任を問う裁判の過程では、 数多くの証言により、旧経営陣が予見しながら隠ぺいしてきた不都合な真実が明らかになり、 事故は防げたことがわかった。
公判内容の一部は既に様々なメディアが報じたが、被害者代理人弁護士としてすべての裁判をつぶさに把握する著者によって、公判内容「全て」を網羅した解説が今回可能となった。
前著のブックレット『東電刑事裁判で明らかになったこと』(彩流社、2018年)は類書も少なく、メディア関係者も活用するなど好評のため増刷となっている。
今回は、被告3人の公判内容、指定弁護士の論告、判決文、避難者の訴えなどの、新たな重要な情報を改めて検証する。(彩流社ホームページより)

著者・海渡雄一弁護士のコメント(facebookより → リンク)

2012年の告訴から、不起訴、検察審査会、強制起訴、刑事公判のすべてを追い続けてきた東電刑事裁判の中間総括のつもりで、『東電刑事裁判 福島原発事故の責任を誰がとるのか』を彩流社から出版します。今日、最終校正を終え、印刷所に入稿となりました。
11月下旬には販売できるようです。
出版を決めてから完成までに約一年かかりました。
指定弁護士が九月に提出された控訴趣意書からの紹介や生業訴訟の仙台高裁の判決の重要判示なども紹介しています。事故の被害者の生の声も収められています。
弁護士の書いたわかりにくい文章は、編集者からの厳しい指摘を受けて、何度もリライトし、かなりわかりやすくできたと思います。たくさん脚注や図表、重要な証拠なども引用しています。
まもなく始まる東電株主代表訴訟の証人尋問や、刑事事件の高裁審理に向けて必要なことのすべてを盛り込んだつもりです。
これまでたくさんの本を書いてきましたが、この本は3.11後、精魂傾けて取り組んできた東電刑事裁判で昨年九月に受けた屈辱の永渕裁判長による東電を免罪した被告人三名の無罪判決をなんとしても覆したいとの一念でまとめたものです。とても愛着のある本になりました。これを読んでいただければ、この裁判は有罪判決の結論しかないとわかっていただけると思います。
表紙や冊子中に、山本宗補氏の撮影された素晴らしい福島の写真が使われています。扉には、武藤類子さんが作詞された「ああ福島」の歌詞を掲載しました。美しい福島が原子力災害によって蹂躙されたことを想起させる本に仕上がっていると思います。ぜひ書店で手に取ってみてください。
アマゾンにはまだ書影が出ていませんが、予約も可能です。

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